今治市クリーンセンター(バリクリーン)

応募対象の概要

「安全安心で人と地域と世代をつなぐ今治市クリーンセンター」を基本コンセプトとしてデザインされた、地域の憩いの場・防災拠点としての機能を有するごみ処理施設。日常時のプラント稼働や地域の人々のさまざまな活動が非常時にも役立てられ、地域を守り安心を提供する拠点として新しいランドマークとなっています。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

計画段階からフェーズフリーのコンセプトで設計された施設になります。フェーズフリー化はハード・ソフトの両面で実践しており、計40項目に施されています。本施設は4年間の運営実績があり、日常のごみの安定処理に加え、豪雨災害で発生した災害ごみを処理した経験を有します。日常時は年間約20,000人が集う地域の核となっており、毎日のように市民が施設を利用しています。災害時には市の指定避難所として、2回の避難所運営実績を持つなど、まさに「いつも」と「もしも」の両方で地域に貢献する施設となっています。フェーズフリーにより、従来は敬遠されがちであったごみ処理施設が、地域に受け入れられる場へと変貌を遂げました。
日常時 今治市クリーンセンター(バリクリーン):日常時
地域の人々が集う地域に開かれた場所としてスポーツに利用できるほか、ごみ処理施設の運営会社が市やNPOと連携してイベントを企画・実施しており、普段から賑わいや、環境・防災に関する啓発機能を発揮します。ごみの焼却熱を利用した発電に加え、常用非常用兼用の発電機により、施設の電気料金の削減に貢献します。
非常時 今治市クリーンセンター(バリクリーン):非常時
最大320名の市民が1週間避難するのに十分なスペース・サポート体制・食料品・日用品を備蓄しています。ごみ焼却による発電や常用非常用兼用の発電機により、停電時でも施設への電力供給が可能であるほか、運営会社が市やNPO・地域と連携して避難所運営を行うソフト面の対策もしています。