コンテナハウスになる防災備蓄倉庫「WEEB (Waseda zero Energy Emergency Box)」

応募対象の概要

エネルギー的に自立可能なコンテナハウスになる防災備蓄倉庫です。日常時は防災倉庫としてのみでなく、遊具や部室、体育の教室、軽音室など学校のニーズに合わせて利用でき防災教育にも繋がります。非常時は、可搬性を活かし被災地まで運搬され、物資を届け、コンテナハウスとして仮設住宅や避難所拡張スペースになります。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

現在は”ただの物資の入れ物”となってしまっている防災倉庫に居室の機能を持たせた形で設計することで、日常時と非常時の利用に多くの新たな可能性を生み出します。日常時から、子供たちが利用し触れるものとなることで、災害や防災拠点としての学校への理解を自然と促す起点となります。ここでの理解が、大人になった時の非常時への対応速度や住民同士の協力につながります。非常時には、物資の供給→医務室→避難所拡張スペース→仮設住宅→恒久住宅というように、フェーズに合わせ用途を変え、復興までをスムーズなものとします。また、太陽光発電によりエネルギー的に自立可能な設計としており、インフラが途絶えた場所でも活躍できます。
日常時 コンテナハウスになる防災備蓄倉庫「WEEB (Waseda zero Energy Emergency Box)」:日常時
現在小学校などに設置されている防災備蓄倉庫と置き換え設置します。校庭などで、遊具・部室・教室などとして利用することで、防災備蓄倉庫と仮設住宅が身近になります。また、避難訓練の際に、内部の物資の入れ替え、仮設住宅の機能を見学することで、避難拠点としての学校を認識させ、防災教育に繋がります。
非常時 コンテナハウスになる防災備蓄倉庫「WEEB (Waseda zero Energy Emergency Box)」:非常時
非常時には、全国に分散するWEEBを被災地へと運搬します。
内部の物資を避難所に届け、コンテナハウスとして生まれ変わります。壁面に収納された家具を利用し、医務室、要支援者利用スペース、仮設住宅などとして用いることで、学校の災害対応機能を拡張します。
太陽光発電を用い、電力と災害情報を届ける機能も持ちます。