応募対象の概要
従来の避難タワーは鉄骨で出来た無機質なものであり、街の景観を阻害しています。有事以外は使用されず、緊急時に場所や利用方法が分からない恐れがあります。そこで、避難タワーの役割を併せ持つ道の駅として日常的に避難場所のイメージを定着、地域に調和させることでフェーズフリーの実現を可能にできると考えました。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
この道の駅には主に二つの役割があり、平常時と非常時でそれぞれ変化します。一つ目は「集う」役割です。平常時にはまちの人々が日常的に集まる場となり、人々が集まることでにぎわいが生まれます。非常時には家族や仲間の集合場所となり、安全が確保されます。施設内は避難に関する情報や設備が揃っています。二つ目は、「繋ぐ」役割です。平常時には人と人を繋ぐ場となり、地域コミュニティを形成します。地域にとって身近な活動の場となり、世代を超えた交流や繋がりが生まれます。非常時は避難タワーとして、命を繋ぐ場所になります。避難生活に必要なライフラインが完備され、安心を繋ぎます。