コントロールαスーツ

応募対象の概要

コントロールαスーツはどんな時でも快適感をキープ。繊維の調湿機能が暑い時は熱を外側に発散し、寒い時には熱を内側に蓄積する事でいつも体感温度を快適に保つ。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

ポリエステル繊維に火山灰の粒子を織り込んだ素材で、多孔質の粒子が吸放湿性を発揮して体から出る湿気を調節する。暑い時は汗の湿気を吸収して熱とともに外に放出し寒い時は体から出る熱を閉じ込め保温性を高める。こうした衣服内を快適な状態に近づけるように作用する機能は、通常時は快適な着心地を、災害時は急激な外温変化から身を守る。
日常時 コントロールαスーツ:日常時
高温多湿な日本の環境下、例えば冬に満員電車の中が非常に暑く、ホームに降りた途端寒い時があるがそういうシーンでもこのシャツを着てる事によって快適性をサポートしてくれる。
非常時 コントロールαスーツ:非常時
災害発生時に冷暖房など作動不能時や、屋外での厳しい環境など様々な状況下において温度調整機能、調温機能により寒さや暑さから自分の身体を守ることができる。
カテゴリ
C
被害のレベル
04
プロブレムの種類
活用タイミング
汎用性評価
73 /100点
汎用性

暑い時は熱を放出し、寒い時は熱を閉じ込める性質を持った吸放湿性のある素材を使用し、快適性を高めたことで、日常時の「Why」が評価されている。また、災害時の停電で冷暖房が効かない状況下や、急激な外温変化から身を守ることができるため、非常時の「Why」の評価を高めている。快適性の高いスーツは、仕事中いつでもどこでも常に着用していることから、日常時と非常時の「Where」と「When」も高い評価となっている。

有効性評価
71 /100点
有効性

高温多湿な日本の気候では、満員電車やオフィスと屋外では寒暖差が大きく、この差を調節できる快適性の高さが、「日常時QOL」の評価を高めている。非常時で冷暖房が効かない状況でも効果を発揮することから、「非常時QOL」も評価された。さらに、吸放湿性の高い素材を使用して快適性を高めたことで、「機能面デザイン」が高く評価されている。また、普段から着用している衣類が自然に効果を発揮するため、「方法理解」「場面理解」も評価された。新素材の適用が新たな価値を生み、「新規創生」につながっている。

総評

一般的なスーツは、通気性が高く軽量で薄手の「夏服」と、厚手で保温性も高い「冬服」に分けられる。コントロールαスーツは、ポリエステル繊維が吸放湿性を発揮することで、夏に涼しく、冬に暖かい、両方を兼ね備えた機能性の高いスーツである。日常時、通勤でのクルマや電車の乗降は、季節によって車内と屋外の温度・湿度の差が大きいため、発汗に伴う衣服の状況が不快感を増す。災害などの非常時にも、停電で冷房や暖房が使えない状況になることが想定されるが、スーツの素材による機能が汎用性と有効性を高めている。

受賞者コメント
夏冬問わずスーツを着ていると、体感温度が暑かったり寒かったりすることがあり、ビジネスパーソンにとってこの寒暖差は大きな悩みになっている。「コントロールαスーツ」が持つ「温度調整および湿度調整機能」により、暑い時は涼しく寒い時には暖かい。いつも快適な衣服内環境を保つ事ができる。冷暖房が故障してしばらく復旧しないときや、災害時などの非常時に過酷な環境下で、屋外で活動しなければないようなときでも、「コントロールαスーツ」は暑さや寒さから身体を守ることができる。
青山商事株式会社
受賞者プロフィール
青山商事株式会社