Colorful Pallet

応募対象の概要

建築物の解体によって生じた建設発生木材や木材の伐採・加工・建設の際に発生する未利用木材を、家具やインテリア、小規模な建築に活用する提案。日常・非常時問わず、その時必要なものへとモードチェンジすることで、木材資源を使い続けていくシステム。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

同じモジュールの組み合わせによって様々なスケールにモードチェンジできるため、日常的に利用している家具を集め、非常時に間仕切りなどのインテリアや大きなシェルターにつくり替えることができる。モジュールは小さな径の木材で構成され、モジュール1つは大人一人が持ち運ぶことができる重量のサイズとし、さらに専門的な工具の要らない接合方法とすることで、人力のみでモードチェンジが可能。
日常時 Colorful Pallet:日常時
庁舎や図書館などの公共施設で、書類記載台、ベンチなどの家具の機能を持つ。使用している家具を「Colorful Pallet」による家具に置き換えることで、日常のシーンに木材の温かみに与える。また、設置場所の規模や需要に応じて家具の個数や長さ、家具の形態そのものを人力でカスタマイズすることができる。
非常時 Colorful Pallet:非常時
災害時に体育館などの避難所における間仕切りや簡易シェルターとして機能する。日常的に家具やインテリアとして使われていた「Colorful Pallet」がモードチェンジし、災害時の支援機能を持つ。運搬・施工・サイズ変更は人力で行うことができる。家具スケールとの併用も考えられ、スケールを横断した利用が可能である。